2008年11月23日日曜日
中古住宅の価値
私は昨年、中古一戸建てを購入しました。築14年の注文住宅です、
引っ越すにあたり内装をリフォームしましたが、このたび外壁のリフォーム
をすることにしました。外壁パネルの目地が劣化し隙間ができていて、
そこから雨水が浸入しているからです。
こんなことを言うと、やっぱり中古住宅は手が掛かるし面倒、価値が
低くくても当然、と思われる方も多いかもしれません。
実際に中古住宅(主に木造)は10年以上経つと市場では殆ど価値を
認められないケースが多く、建物は取り壊されて土地のみが取引の対象
とされています。
よって日本の住宅の平均寿命は約26年ほどとなり、アメリカ44年、
イギリス75年、に比べかなり短いものとなっています。
気候や湿気の問題より劣化が激しいことや、昭和56年の建築基準法改正
によりそれ以前に建てられた住宅の耐震性能の問題が指摘されていること
なども、日本の住宅を短命にしている理由かもしれません。
しかし中古住宅に価値がないとされる理由はそれだけではないはずです、
私が中古住宅を探していて感じたことは、欲しいと思わせる魅力的な
建物が少ないということです。
特に元建売だった物件。デザインの質・素材の質・機能の質・企画の質を
考えると触手が伸びませんでした。
住むことを目的に建てられた家(注文住宅)と、売ることを目的として
建てられた家(建売)の違いを感じたといえるのかもしれません。
このところの原油の値上がり、金属の値上がり、資源の無い日本にとって
攻する事は困難です、今後も建材の価格高騰が進み新築の価格はどんどん
騰がって行くでしょう。
一方、日本の世帯数4700万戸に対し、総住宅数は5400万戸ですので中古住宅
の供給数は潤沢です、ダブついているとも言えます。
中古住宅市場が成熟する土壌は揃っているのです。
そして成熟した市場下においては競争原理が働き価格の2極化が起こります、
売れるものと売れないものの差がはっきり出るようになると思うのです。
欧米では中古住宅を買ってDIYしながら住み、購入価格より高く売る例が
結構あると聞きます、しかしそれは基本がしっかりした物件だからこそ出来
ることではないでしょうか。
ここ10年ほどの間に建築家が建てる注文住宅が俄然注目を浴びています、
その物件が中古として流通し始めたとき結果が出るでしょう。
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