2008年11月21日金曜日

家を建てた理由


独身時代は目黒区(東急東横沿線)でワンルームマンションに住んでいました、近くには馴染みの店や友人も多いし気に入っていた場所なので結婚後もそのあたりに住みたいと思い近所で2LDKのマンションを探したのですが、うんざりするくらい家賃が高い、そして狭い、駐車場も見つからないの3重苦。
嫁と一緒に数件の駅前不動産屋をめぐったところで探すのをあきらめてしまいました。


東京23区内は基本的に北部より南部の土地が高い。
北に向かえば少しは安くなるだろうということになり、どんどん北に向かいまして西武新宿線沿線に引っ越すことにしました。静かで環境は良かったし、東横に比べると家賃も手ごろに
思えてしばらくは満足していました。


ところがあるとき気付いてしまったのです。
最初から何かおかしいなとは思っていたのですが・・・
それは家賃の振込先。マンションは杉並区なのに、振込先の金融機関は北海道の信用金庫だったのです
しかも何とか村支店・・・・。



そのマンションはメゾン○○3という名前でした。近所を散歩していたらメゾン○○2もメゾン○○1もすぐに見つかりました、地主さんが建てた同属経営のマンションです。
そして、私の住んでいた部屋は地主の息子が相続を受けた区分所有の部屋だったのです。
これで振込先が北海道の信用金庫だということが納得できました。


杉並区の裕福な地主の家に生まれた兄弟は何不自由なくそだち、それぞれの職につきましたあるものは親の後を継ぎ不動産経営、あるものは会社勤め、そしてあるものは北海道にわたって牧場経営って。


自然や動物が好きだったのでしょう。だってわざわざ北海道に引越したのですから。 牧場経営は大変だと聞いたことがあります、仕事もきついけれど、なによりも儲けが少なく辞めてゆく人も多いと・・・。
でも彼は大丈夫、だって家賃収入があるんですから。



そして、それを支えているのが、この俺。
満員電車に揺られ、休日出勤をしてコンビニ弁当を食べながら、見たこともない夢追い人に
「おい、お前の夢をかなえろよ、俺が支えるから」って。


いうかーーーーー!


一生賃貸で過ごしたときに掛かる金額と
家をローンで購入したときの金額を比較すると
同じくらいだという文章を読んだことがあります
確かにそうなのでしょう。
でも、許せなくなってしまったのです。
そんな見ず知らずの奴の夢をかなえるために
俺は頑張っているのではない。


こうして、20年以上続いた賃貸生活にピリオドが打たれたのでした。

後ろむきな理由ですね。