2008年11月22日土曜日

足尾行


写真は渡良瀬川源流部、足尾ダムのものです。

今では砂礫が堆積して殆ど水の溜まる容積が確保されていないため湿原といった

趣になっています。

私が子供の頃(30年ほど前)には写真に見える山々は草木の生えていない

ハゲ山でした。足尾銅山の銅精錬によって流出した亜硫酸ガスにより草木が

枯れてしまったためです。

ハゲ山に貯水能力はなく大雨が降るとたちどころに山崩れが発生し、砂礫が川に

運ばれダムを埋めてしまったのです。

源流部の渡良瀬川は松木川と呼ばれ、100年ほど前には松木村という集落が

ありましたが煙害と土砂崩れのために廃村となってしまいました。



写真に見える山々は一見平和な雰囲気ですが、よく見ると樹木の数が少なくうっすらと

山肌を草木が覆っている状態だということがわかります。半世紀をかけた緑化事業により

多大な国費と労力をつぎ込んでも回復した自然はほんの一部だそうです。



http://www.ashio-midori.com/

NPO 足尾に緑を育てる会



国立公園として名高い日光も山一つ隔てると悲惨な現状があります、

日光を訪れた際はR122を南下して、ついでに足尾を訪れてみることをお薦めいたします。