2009年1月9日金曜日

建てる時、壊す時


住宅の対応年数(原価償却期間)は木造モルタルで20年、鉄骨造で34年、

RC造で47年と定められていて、その期間に応じた固定資産税が課税されます。

しかし実際のところ30年以上も経過した鉄骨造RC造の建物にリセールバリュー

が認められる例はまだまだ少なく、対応年数以前に建て替えられることが多い

ようです。



先日、知人が中古のRC造住宅(築22年)の購入を考え下見したところ

思いのほか傷みが激しく購入を断念したと言っていました。

そのRC造住宅は都心の狭い敷地に建った4階建てで、隣地との境界に隙間が

殆ど無く建てられています。



そんな建物は建て替えする場合どうなるのだろうと思い、ネットで調べたら

案の定、住宅密集地に立てたRC造住宅の取り壊しに際するトラブルの例が見

つかりました。

それは堅牢なRCを解体する時の騒音は尋常ではなく、それ以上に振動が激しい

ために隣家から毎日苦情が来て、現場監督が大変難儀したというものでした。



住宅を建設する時は、売却する時のことや、ましてや解体する時の事を考える

人は殆ど居ないと思います。

しかし、時期の早い遅いに関わらず何れ解体する時が来るのは避けられない事実。

RC造住宅建設や購入を考えている人は注意が必要かも知れません。



昔の優れた木造建築には構造的なヘソが設けてあり、そのヘソを壊すと建物全体

が簡単に解体できるようになっていると何かの本で読んだことがあります。

本当だったらすごいですね、その技術。

いや、建てる時に壊す時のことを考えられた発想力が一番すごいこと

なのかも知れません。

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